2017年度 理事長所信

公益社団法人 飯能青年会議所

44代理事長 近藤隆彦

 

「共奏」

 

~輝く未来のために~

 

 飯能青年会議所が創立してから44年目を迎える歴史の中で、脈々と受け継がれてきた先輩諸兄 の熱い想いに対する敬意と、いまもなお温かく見守っていてくださる気持ちに感謝をしながら、2 017年度も私たちはこの地域、飯能・日高で仲間たちと共に運動を展開していきます。

 

【はじめに】

 

 私が飯能に移り住んだのが中学生の時でした。そこから高校、大学と進学し、この地域に知りあ いや友人の少ないまま就職をして30歳の時に独立起業いたしました。 その時に出会ったのがこの飯能青年会議所です。そこで出会った多くの人たちが今の私、そして 家族の生活を支えてくれています。青年会議所を通して出来た仲間と一緒に、同じ目標に向かい、 楽しいことにも苦しいことにも真剣に取り組んできた事で、今の自分があり、今の環境があるのだ と改めて実感すると共に、青年会議所に出会えた事に私はとても感謝をしています。 だからこそ、青年会議所で活動の出来る限られた時間の中で、ひとりでも多くの仲間を作り、ひ とりでも多くの人たちと共に同じ夢や目標に向かって、この地域で生活が出来る事に感謝をしなが ら青年会議所運動に取り組んでいきたいと考えています。

 

【まちづくり】

 

 時代の移り変わりが早い現代社会で、まちづくりを考える時に大切な事は、その時代にあった考 え方や、新しい発想で未来をイメージしていく事だと思います。この地域にも素晴らしい考え方で まちづくりに取り組んでいる人たちは沢山います。地域の魅力や歴史、文化を再認識し、共有して いく事は重要ですが、人それぞれに感じている魅力や、描いている未来へのイメージが同じ方向を 向いていなければ、目指す先が明確にならず、何も変わらないまま時間だけが過ぎていってしまい ます。どの様なまちにしていきたいのか、目指すまちのイメージを、地域の人たちと共有し、一緒 にまちづくりに取り組んでいく事ができる環境を作る必要があります。更には、未来を担う世代の 人たちと共にまちづくりに取り組んでいく事も大切ではないでしょうか。少子高齢化や人口減少が この地域でも抱える問題のひとつです。将来、子育てや仕事をしていく上で、どの様なまちに暮ら していきたいのかを子どもたち自身が考え、主体的にまちづくりに取り組んでいく事が、地域の未 来を創っていく上では大切だと思います。 飯能青年会議所では、世代を超えて、お互いに関わりあい、支えあえる環境作りをし、各団体や、 人と人とを繋ぐ架け橋となる様に運動展開していきます。そこからきっかけを得た人たちが、お互 いの個性を尊重しあい、連携を図り、新たなまちづくり運動へと繋がっていく事が、輝かしい未来 に向けての第一歩になると確信します。

 

【ひとづくり】

 

 職場や家庭など、日常生活では欠かせない事のひとつがコミュニケーションです。コミュニケー ションは人間関係を構築する上で非常に大切な事です。私たち青年会議所運動においても、自分の 考えを相手にしっかりと伝える事が出来るかどうかが、誰かと協力し、目標に向かって取り組む上 ではとても大切です。それと同時に、人の話を聞ける、人の話を理解するという事も必要になり、 それぞれの能力をバランスよく向上させていく事が大切です。人は一人ひとりに個性という音を持 っています。音は重ねあわせる事で素敵なハーモニーとなり感動を生みますが、自分勝手に好きな 音を奏でているだけでは何も生まれません。ひとつの音では響かなくてもいくつもの音が重なりあ うハーモニーには、協調する事の大切さが感じられます。心を柔軟にして隣にいる人の音をよく聞 き、調和を考える事が大切です。私たちは日々、大切な人たちと暮らしているこのまちで頑張って いますが、1人で頑張っていてもどうにもならない事もあります。周りとの協調が必要であり、協 力し合う事で少しずつ目標に向かっていくのです。 素直に自分を表現し、良いものを良いと認められる心を持つ事。相手のことを尊重しながら、話 を素直に聞ける事。当たり前の事かもしれませんが、人間関係が上手くいくことが幸せに暮らして いく為には必要です。一人ひとりがコミュニケーション能力を向上させ、協調性を持ち、自らを成 長させる事で、より良い人間関係が築かれ、そこから心の豊かさが生まれ、明るい豊かな住みよい 社会の創造に繋がっていくと考えます。

 

【素敵な組織づくり】

 

 誰かに必要とされて役に立った時、誰かが喜んでくれたその瞬間に自分自身の存在意義に気がつ き、自分自身の存在価値が生まれるのだと思います。それは家庭や会社、JCでの活動など、日常 生活のふとした瞬間に気がつくものではないでしょうか。私たちは飯能青年会議所のメンバーとし て、運動展開をしているこの地域に対して、組織としての存在価値を高め、認知度を向上させてい かなければなりません。組織としての存在価値を高めていくには、個々の魅力を存分に発揮し、個 性豊かなメンバーの心をひとつにして、運動展開をしていく事が求められます。さらにはLOMメ ンバー一人ひとりが自分たちの組織に魅力を感じ、誇りを持って活動していく事が必要です。その ためにも、飯能青年会議所の44年にわたる歴史と伝統を今一度振り返り、青年会議所運動の原点 を調べ、組織としてのあるべき姿を学び、自分たちの活動に誇りを持って積極的に取り組む事が出 来るようにならなければなりません。またどの様な仲間と何をしているのかお互いの事を知り、興 味を持って関わりあうという事も重要です。それが出来た時におのずと魅力ある素敵な組織となっ ていくと考えます。素敵な組織を作り上げることが出来たら、私たちの運動に対して共感・協力し てくれる仲間はきっと増えていく事でしょう。

 

【広報】

 

 脈々と受け継がれてきた私たち飯能青年会議所の顔とも言える「広報誌はんなーら」。この地域に 対して運動を発信する為のツールとして、私たち青年が、今を生きる中でこのまちに必要なものを 想像し、人、まち、そしてこの組織の魅力を増大させるべくこれまで発行してきました。 私たちがこれからのまちに何を思い、運動展開をしていくのか。ただ単に、運動や活動の報告を するのではなく、私たちの考えや意見をしっかりと織り交ぜながら、読者のまちづくりに対する意 識を少しずつでも変革していけるような発信をしていく必要があります。はんなーらは地域の住民 に青年会議所運動を知っていただく事はもちろん、コミュニケーションツールとして世代を超えた 交流が生まれる、人と人、地域と飯能青年会議所を繋ぐ為のはんなーらであり続けなければならな いと考えます。 さらにホームページなどを使用して現在の活動記録を幅広く発信する事は、私たち飯能青年会議 所が地域で何をしているのかを多くの方に知ってもらう事につながります。私たちを知っていただ き、魅力を伝播していく事は、仲間づくりに繋がっていくと考えます。

 

【おわりに】

 

 私たちは、家族、会社関係、友人など多くの大切な人たちとの繋がりの中で日々過ごしています。 その時間の中で誰と、何をしているのか。人との関わりを大切にしながら、青年会議所運動に取り 組んでいく事が必要です。今の自分に出来る事は何か、やれる事を自分で探し、いろいろな物事に 興味を持ち、夢中で取り組む姿勢が大切です。 私は最近、子ども達とふれあう機会が多くなっています。子ども達は学校生活や課外活動の中で 汗を流しながら時には笑顔で、時には真剣な表情で、無邪気に仲間たちと一緒になって取り組んで いる姿を見たときに、それが同じ目標に向かって取り組む上で、人と関わりあう本来のあるべき姿 なのだと感じました。きらきら輝く子どものように、素直な心で今を大切に、夢中になって取り組 んでいきましょう。大切な人たちが暮らすこのまちの事を考えながら、大切な人たちと共に。